スーパーで揃えるべき非常食とは|選び方や注意点とおすすめの食品一覧

非常食

地震、台風が多い日本では非常食は普段から揃えておきたいものです。手軽に非常食を揃えたいなら、スーパーで購入することをおすすめします。

スーパーなら時間があいた時に購入でき、普段から食べているものを非常食として揃えやすいためです。今回はスーパーでどのように非常食を選べばいいのか、おすすめの非常食についてご紹介します。

非常食を揃える際の注意点など、非常食のストックについて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

札幌在住、40代男です。「マイホームと家族を守りたい!」がモットーで防災について勉強しています。家族と家、両親を守るため勉強した防災の知識を発信しています。周りの人を守るため、一緒に防災について学んでいきましょう!

スーパーで揃えるべき非常食とは

非常食と一口に言っても、種類は飲み物、食べ物と多岐にわたります。いざ非常食を揃えなければならないとなった場合、どのような非常食を選べばいいか悩みます。

まずはスーパーでどのように非常食を揃えればいいのかをご説明します。

常温でそのまま食べられる食品と水を揃える

結論として常温でそのまま食べられる食品と水を揃えましょう。常温保存ができれば保管場所に困らず、避難時に必要なものと一緒にまとめておけます。

また、災害に遭遇した場合に常温保存ができないと、万が一保存するための設備が使えなくなる事や避難が長引いた場合に対応できません。

災害時にはライフラインが断たれる可能性がある

災害が起こると、電気・水道・ガスといった重要なライフラインが切断される場合があります。

常温保存のきかない非常食だとライフラインが切断された場合にすぐに食べなければいけなくなったり傷んで食べルことができなくる事態になりかねません。

ライフラインが断たれると常温で食べられる非常食以外は保存がきかなくなってしまうため、常温保存できる非常食を揃えておきましょう。

非常食がなくなると災害時は店で購入することができず、新たな非常食を入手するのが困難になる可能性があります。

揃えておいた非常食が必要な時に使えなかったということを防ぐためにも、常温保存可能な非常食は必要になります。

スーパーで揃える非常食の選び方

常温保存可能な非常食がおすすめですが、しっかりとご自身で非常時に食べられるものを選べるようにしておく必要があります。

詳しい選び方をご紹介しますので、備えている非常食は大丈夫かどうか比べてみてください。

食べ慣れた味や好みの味の食品を選ぶ

普段からよく食べている味や好きな味の非常食は、非常時でも食べられるかどうか悩まず安心できます。非常食は、ものによっては食感や味が思っていたのと違ったり、食べづらかったりします。

日ごろから食べているものを非常食として揃えておけば、思っていたのと違うという失敗を回避可能です。また、子供やお年寄りがいる家庭・アレルギーを持っている方の場合、問題なく食べられるかの事前確認にもなります。

ただし、常温保存可能で普段食べているものでも、非常食としてストックする場合あまり日持ちがしなければ意味がないので注意しましょう。

日持ちする食材がわからない場合は「日持ちする食材をカテゴリ別に紹介|揃え方やローリングストックのコツ」をご覧ください。

衛生面が安心な食品を選ぶ

非常時に体調不良になることを防ぐためにも、衛生面でも扱いやすい非常食を選びましょう。きちんと保存ができていなかった非常食による食中毒など、非常食が原因の体調不良を防ぐためです。

実際に防災訓練で喫食した非常食により集団食中毒を引き起こした事例もあります。

食中毒の発生について|東京都
5月26日(金曜)午前11時20分、江戸川区内の都立小岩高校から江戸川区江戸川保健所に「5月19日(金曜)に実施した1泊2日の高校一年生対象の防災訓練に参加した生徒に体調不良者が複数出ている。」旨の連絡があった。

常温保存可能でも、一度開封したら冷蔵保存が必要な非常食もあります。そういった場合は常温で保存せざるを得ない避難状況下では食中毒のもとになる可能性があります。

量が多すぎれば非常食が残ってしまい、放置すれば腐って避難場所での衛生環境の問題にもなりかねません。1食ごとに食べきれる量にすることも衛生面では重要です。

大きなパックや缶でまとめて非常食が入っているものをストックする場合は、一度開けたあとも常温保存できるか確認しておきましょう。

栄養バランスを考えて揃える

非常食を揃える際は、栄養バランスよく食べられるようにしておきましょう。好みの味だからといって非常食として同じものばかり揃えると、栄養バランスが崩れてしまうためです。

もし難しい場合アットレスキューが提供している5年保存可能なスープ

栄養の偏りは体調不良にもつながります。災害時の体調不良は、平時のようにすぐ対応できない場合もあるのでなるべく避けたい事態です。バランスのいい非常食は、そんな急な体調不良を防げます。

特に食物繊維やたんぱく質・ビタミンやミネラルなどは、意識してとらないと不足しやすいです。食物繊維が不足すると便秘になりやすく、またほかの栄養成分も健康を維持するためには欠かせません。

野菜や果物で摂取できる栄養も多いので、栄養バランスが偏らないようドライフルーツや野菜ジュースなど適度に栄養価の高いものも揃えておきましょう。

スーパーで揃えられる非常食のおすすめ一覧

非常食の重要性や選び方がわかったところで、具体的に何を揃えておけばいいのかをご紹介します。
非常事態でも安心して食事するためにも、非常食をしっかり揃えておきましょう。

災害時に必ず用意しておくべきもののひとつが水です。水があれば、飲み物としてだけでなく水が必要な非常食の食事作りや、断水時の手洗いなどにも利用できます。

非常時には1人につき1日約3Lの水が必要といわれることが多いです。さらに、断水時には生活用水としての水も必要になります。

それだけの量の水は重いですが必ず必要になるので、非常用に確実に備えておきましょう。ネット通販などで水をケースで購入しておけばコスパもよく、まとめる手間もいらないのでおすすめです。

また、飲料水の備蓄にはアットレスキューの「長期保存水」がおすすめです。通常よりも厚いペットボトルを利用しているので最長12年の保存が可能です。

12年保存 DSWプレミアム保存水 500ml

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野菜ジュース

野菜ジュースも非常食としてかなりおすすめです。避難中に不足しがちな栄養分を、手軽に摂取できます。また、野菜嫌いな子供でも野菜ジュースなら飲みやすい場合も多いです。

お米

お米は日本人の多くが食べ慣れたもので主食になり、お腹も満たされやすいので非常食として優秀です。お米のレトルトパックなどもありますが、非常食として揃えるならアルファ米 をおすすめします。アルファ米 はお湯や水を注いで規定時間待つだけで食べられます。

電気の使えない災害時でも水さえあれば問題なく食べられます。

缶詰

缶を開けるだけで食べられる手軽さから缶詰もおすすめです。非常食としてあまり場所を取らずにストックしやすいものも多く、缶詰のほとんどは常温保存できます。フルーツやサバの味噌煮など種類も豊富にあるので、非常食の食事レパートリーを増やすこともできます。

レトルト食品

お米など主食となる非常食とセットで揃えておくといいのがレトルト食品です。カレー・丼ものの具材などを手軽に美味しく食べられます。

レトルトは電子レンジやお湯で温めるイメージがありますが、温めずそのままでも食べられるものも多いです。

バランスフード

野菜ジュース以外で偏りがちな栄養素を補充するために、カロリーメイトなどバランスフードもおすすめできます。固形のブロックやバー・のど越しのいいドリンクタイプやゼリーなどさまざまな種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。

お菓子

チョコレートやクッキーなどの甘いお菓子も非常食としてあると安心です。疲れやストレスのたまりやすい災害時に、甘いものを食べることで不安を軽減できます。

ほかの非常食ほど量を揃える必要はありませんが、ストックするなら日常的に食べている量の数倍ほどがおすすめです。

非常食を揃える際の注意点

非常食は揃えておけば安心できるものですが、注意しなければならない点もあります。特に気をつけたい点をご説明しますので、家にストックしてあるものが大丈夫かチェックしてみてください。

賞味期限を定期的に確認する

非常食を家にストックした際に忘れがちなもののひとつが賞味期限です。賞味期限を過ぎてしまうと、いざ災害に遭遇し非常食が必要となった際に、食べられない事態になりかねないので定期的に確認しておきましょう。

非常食の賞味期限が近いものは消費し、新しい分をストックしなおす必要があります。

保管場所に気をつける

非常食は日がよく当たる場所や湿度の高い場所などは避けて保管しましょう。日によく当たる場所や湿度の高い場所は中身が傷む可能性があるためです。

階段の踊り場など風通しが良くあまり日が当たりづらい場所に保管しましょう。また、非常時にすぐ持ち出せる場所であるかも重要です。

非常食のストック量は?

最低でも3日分を用意しておく

非常食は最低でも3日分、できるなら1週間分を用意しておきましょう。自衛隊などの救援がくるのに3日かかるといわれているためです。

また、家族にアレルギーがある場合はアレルギーの方とそうでない方用に袋を分けるなど、わかりやすくしておくのをおすすめします。

まとめ

非常時に精神的に落ち着くためにも、非常食を揃えておくことは重要です。自分や家族が食べやすいものをあらかじめストックしておいて、万が一に備えましょう。

参考サイト:食中毒の発生について|東京都