地震に備えて最低限用意したい防災グッズとは?想定される状況や防災バッグの中身とは

地震

日本は、美しい山々や温泉など、自然の恵みが豊かな国ですが、近年は各地で地震が発生しています。地震は日本全国で起きる可能性があり、「100%安全な場所」はありません。地震の発生を予測するのは難しいですが、地震が起きたときに対応できるよう、防災グッズを用意しておくことが大切です。

そこで、今回の記事では、地震に備えて最低限用意しておきたい防災グッズや地震で想定される状況、必要な食料と飲料、防災バッグの中身などについて詳しくご紹介します。

最低限どのような防災グッズを備えておけばいいか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

札幌在住、40代男です。「マイホームと家族を守りたい!」がモットーで防災について勉強しています。家族と家、両親を守るため勉強した防災の知識を発信しています。周りの人を守るため、一緒に防災について学んでいきましょう!

地震に備えて、最低限用意したい防災グッズとは

まず、地震の発生に備えて、最低限用意したい防災グッズについて解説します。地震発生後の生活を考えると、「あれもこれも準備しないといけない……」と不安になってしまうかもしれませんが、命を守ることを第一に、優先順位をつけて必要なものを用意することが重要です。

3日分の食料と飲料

結論として3日分の食べものと飲みものは必ず用意しておきましょう。3日分である理由は、どのような地震の状況でも最低限用意しておくべき量であるためです。

なお、食料・飲料水はいずれも消費期限の長いものを選びましょう。定期的に期限をチェックし、新しいものと入れ替える作業も必要です。期限が切れそうなものは、ぜひ地震が起きていない平常時に一度食べてみましょう。調理方法や味などに慣れておくと、いざというときにも安心できます。

一人一つの防災バッグ

3日分の食べものと飲みものに加えて、一人一つの防災バッグも準備しておきましょう。地震が発生し、自宅で過ごすことができない場合に、防災バッグを持って避難します。

避難するときに両手が空くよう、バッグはリュックタイプがおすすめです。また、中身が重くなると持ち運ぶのが大変になるため、一人一人が持てる重さにとどめることが大切です。たとえば、子どもや高齢者の防災バッグには軽いものを入れるなどの工夫をしましょう。

防災バッグの具体的な中身については、記事の後半で詳しく解説しています。

地震で想定される状況 

実際に、地震が起きたときにはどのような状況が予想されるのでしょうか。ここでは、主に想定される「一時的な避難」「避難所で数日間過ごす」「自宅での被災」の3場面についてご紹介します。

一時的な避難

地震発生から数時間~1日ほど、地域で指定された場所に避難します。自治体の対応が間に合わず、食料などが届かない可能性もあります。また、断水が予想される場合には、簡易トイレなどの衛生用品を持っていくことが大切です。

避難所で数日間過ごす

地震発生後、損壊や倒壊などで自宅で過ごすことが難しい場合、避難所で数日間過ごします。食料や毛布などはすぐに支給されることが多いですが、衛生用品や薬などは必要なものが手に入らないこともあります。

自宅での被災

地震発生後、自宅で安全に過ごせるようであれば在宅避難をします。普段生活している場所であるため安心でき、避難所と比べてプライバシーも確保されています。食料や飲料を十分に用意しておくことが重要です。

3日分の食料と飲料とは 

ここからは、地震に備えて最低限用意しておきたい3日分の食料と飲料について、具体的なものや量をご紹介します。

缶詰やレトルト食品など3日分

食料はアルファ米(お湯や水を注ぐだけでごはんになるお米)や乾パン、カップ麵、缶詰め(サバ缶やツナ缶など)、お菓子(ビスケットやチョコレートなど)を3日分用意します。

長持ちするものや、地震発生時の限られたリソースのなかでも簡単に調理ができるものを選ぶことがポイントです。また、避難所で支給される食料はおにぎりやパンといった炭水化物が中心です。ビタミンや食物繊維、タンパク質を摂れるものは、自身で用意しましょう。

一日2リットル×3日分

飲料水は、1日2リットル以上のものを3日分用意します。水は、飲料として使うだけでなく、トイレや洗面などに利用することもあるため、普段それほど水分摂取をしない方でもこの量を確保しておく必要があります。ただし、トイレに利用する水は飲料水でなくても良いため、きれいな水は飲料用として使うことを優先しましょう。

また、2リットルのペットボトルを3本ではなく、500ミリリットルのボトルを4本用意しておくと衛生面でも安心です。

備蓄水については別記事でも紹介しています。合わせてご覧ください。

関連記事:備蓄水に最適な水の種類と量は?保管する際の注意点についても解説

防災バッグの中身とは

最後に、一人一つ用意しておきたい防災バッグの具体的な中身についてご紹介します。必要なものは用意するだけでなく、実際にバッグに入れて、持ってみましょう。実際の地震発生時に備えて、重すぎないか、歩いて持ち運べるか、ということを確認することが大切です。

簡易トイレ

地震発生後、二次災害として断水が起きる可能性があります。水を必要としない簡易トイレは、避難所のお手洗いが使えない場合や混雑している場合などに便利です。尿意や便意をがまんすると病気になる恐れもあるため、準備し、使い方にも慣れておきましょう。

おすすめの携帯トイレについて別記事で紹介しています。

また、緊急の災害により簡易トイレの準備ができない時は簡易トイレの作り方についても学んでおきましょう。

関連記事:簡易トイレの作り方!便器が使えない場合や凝固剤の代用品についても紹介
関連記事:災害時におすすめの携帯トイレ4選|選び方や注意点についても解説

救急用品

避難所で薬が支給されることもありますが、自分の症状や身体に合うものが提供されるとは限りません。また、落ちているがれきでケガをしたり、慣れない避難生活で急に体調を崩すことも十分考えられます。ケガと病気の両方に対応できるよう、準備しておきましょう。

軍手

地震発生後のガラスやがれき除去などの際に手を守るほか、避難をするときに危ないものをよける際にも便利です。最近では、刃物を持っても手を傷つけない防刃機能がついた軍手もあります。

懐中電灯

地震の発生にともない、停電が起きる可能性もあります。手に持つ懐中電灯のほかに、頭に取り付けられるタイプもあります。また、懐中電灯と合わせて予備の電池も忘れずに用意しておきましょう。

カイロ

冬場に地震が発生した場合に欠かせないのがカイロです。避難所が広かった場合、暖房器具があっても部屋全体が十分に温まるとは限りません。身体を温めることで病気の予防になったり、女性であれば生理痛の軽減もできるでしょう。また、手に温かいものを持つだけで安心感も得られます。

充電器

情報収集や家族とのやりとりに必要なスマートフォンですが、避難所では充電スペースが非常に混雑することがあります。充電器を複数個用意しても良いですし、手回し式の充電器を使っても良いでしょう。手回し式充電器には、ラジオやライト機能がついたものもあります。

ヘルメット

地震発生後、自宅から避難所まで避難するときに、落ちてくるがれきなどから頭を守ります。子ども用サイズのヘルメットもあるので、頭の大きさに合わせたものを選びましょう。また、近年では折り畳み式・収納袋つきのヘルメットも販売されています。

関連記事:地震時にヘルメットはいらない?災害時のヘルメットの必要性と役割・選び方

家族に合わせたもの

赤ちゃんや小さな子どもがいる、高齢者がいる、ペットがいるなど、自分の家族の状況に合わせたものを用意しましょう。

たとえば、赤ちゃんがいる場合はミルクや哺乳瓶、おむつ、抱っこひもなどが必要です。そのほか、高齢者であれば大人用紙パンツ、杖、お薬手帳など、ペットであればペットフードやケージを用意しましょう。また、女性の場合は生理用品も忘れずに準備しましょう。

避難所では、食料・飲料や毛布といった広く必要とされるものから支給されることが多く、特別な配慮が求められる人への対応が遅くなることがあります。

まとめ

いかがでしたか。

今回の記事では、地震の備えとして最低限用意しておきたいものや防災バッグの中身についてご紹介しました。

防災グッズは、「用意して終わり」ではなく、実際に一度使ってみることが大切です。防災グッズの使い方や食料の調理方法・味などに慣れておくことで、いざというときにも慌てずに対応することができます。

また、今回ご紹介した防災グッズは、最低限用意しておきたい基本的なものです。重すぎないことや持ち運べることを前提として、ご自身やご家族の状況に合わせて必要なものを揃えるようにしましょう。