防災グッズでいらなかったものアイテム6選|防災グッズを用意するコツと防災リュックに入れるべきものを紹介

防災グッズ

<全国20~60代 700名に聞いた「防災意識と備えに関する調査」>によると「日頃から災害に備える事は大切だと思うか?」の質問に、「とても大切だと思う」、「やや大切だと思う」の回答率が合わせて95.1%と高い水準になっています。

<全国20~60代 700名に聞いた「防災意識と備えに関する調査」>

対して、「災害の備えに費やしている時間は1年間で平均10.1分」という結果が出ています。

<全国20~60代 700名に聞いた「防災意識と備えに関する調査」>

この統計は「防災の意識はあるが災害の備えをする時間がない」という人が多いということが言えます。

この記事では防災グッズで「実際にはいらなかった」という意見が多かったものを取り上げ、少ない時間で本当に必要な防災グッズを準備するための情報を発信しています。

防災グッズの中でいらなかった物を6つ紹介し、本当にリュックの中に入れておくべき防災グッズを紹介します。

札幌在住、40代男です。「マイホームと家族を守りたい!」がモットーで防災について勉強しています。家族と家、両親を守るため勉強した防災の知識を発信しています。周りの人を守るため、一緒に防災について学んでいきましょう!

いらなかったという意見が多い防災グッズ6選

防災グッズでいらなかったという意見が多かったものが下記6つになります。

  1. テント
  2. コンパス
  3. ナイフ
  4. ロープ
  5. 手回し発電のグッズ
  6. 大容量の水

テント

防災グッズとしてテントを用意しても意外と使用しません。家を出て避難する際にも避難所を利用するケースが多く、物理的にテントを張って野宿することが少ないからです。

避難所には複数の人々が避難してくるため、テントを貼ると周りの人の迷惑になります。そのため、実際にテントを被災時に使用することはほとんどなく、使わなかった防災グッズの代表格といえます。

コンパス

コンパスは方位を確認するために使用しますが、被災時はほぼ使用しません。

被災時は自宅から避難所へ向かいますが、方位がわからないほどの山奥に住んでいない限りは使う機会自体がありません。

避難所は基本的に自宅周辺となっているため、コンパス自体不要でしょう。また、コンパスはスマホアプリにも搭載されているのでコンパスを買う必要はありません。

ナイフ

被災時に役に立つと言われているナイフですが、災害時に使用する機会はほとんどありません。

非常食は手で開けられるものが多くナイフを使いません。また避難所ではハサミの貸出も行なっている場合も多く、ナイフは使用しません。

例えば、何かを切って脱出するようなシチュエーションであれば話は別ですが、避難時に持ち歩く必要はほぼないです。

また、ナイフは刃渡り5.5センチ以上は銃刀法違反となるため、刃物を持ち歩くことはリスクとなります。

ロープ

ロープは救助の際、または荷物を縛る際に利用できます。しかし、素人がロープを持っていても適切な縛り方ができず、あまり役に立たないことも多いです。

ロープの使い方を学んでいない人は、持ち歩く意味があまりありません。

手回し発電の防災グッズ

画像引用:【61200mAh大容量 & 手回し充電】モバイルバッテリー 

手で回すだけで発電できる防災グッズも人気ですが、こちらも被災時は役に立たないという意見が多いです。

手回し発電グッズは大型のものが多く、持ち運びができません。小型のものは発電容量が少なく、被災時に必須のスマホやラジオの充電には適さないことが多いです。

大容量の水

大容量の水を非常用に備えている方もいますが、防災グッズとしてはあまり向いていません。非常に重量があり、持ち運べないからです。

自宅を避難所にする際には役立ちますが、別の避難所に持ち運べない点では防災グッズとして有用とはいえません。

1〜2リットルのペットボトルを人数分用意し、リュックに入れて避難するのがおすすめです。

災害時にいらなかったと感じる防災グッズは意外に多い

防災グッズを用意していたが災害時に「使用しなかった」「役に立たなかった」という防災グッズは意外に多いです。

確かに災害は急におこるものなので、起きてから「あれを買っておけばよかった」と思いたくない気持ちを持つ人も大勢います。しかし無駄な荷物を持って避難するのは大変です。必要なものとそうでないものをしっかり把握し、一度防災リュックの中身を見直しましょう。

もし防犯グッズの準備に困っている人は防災グッズの「アットレスキュー」で一度必要なものをチェックするのがおすすです。

防災グッズは備蓄用と持出用に分けて用意する

防災グッズを揃える際は、自宅の備蓄と避難所へ持ち出すものと分けて用意しましょう。

例えば先ほどの大容量の水は、備蓄用には良いのですが、持ち運びに不便です。自宅には大容量の水を、持ち出しのために1〜2リットルの水を用意しておきましょう。

避難時に持ち運べる荷物は限られており、最小限の荷物でなおかつ動きやすい重量に抑えなければなりません。

たくさんの防災グッズを持って行きたくなる気持ちはわかりますが、最小限の防災グッズを持ち出し用として準備しておきましょう。

持出用の防災リュックに入れるべきもの6選

避難所に持っていくべき防災リュックの中身は以下の6つです。

  1. 飲料水
  2. 食料
  3. 衛生用品
  4. 医療品
  5. 照明器具
  6. モバイルバッテリー

具体的にどの程度の量を持ち出すかを説明します。防災リュックの中身を見直す際に使用してください。

飲料水

防災リュックの中に入れる飲料水は重量も考えて、1.5リットル程度がおすすめです。避難所に行けば半日以内に飲料水の配布が行われることもあるため、1.5リットル持っておけばまずは安心です。

自宅に備蓄する場合は1人1日3リットルを目安に、7日分ほど備蓄しておきましょう。

また、飲料水の備蓄にはアットレスキューの「長期保存水」がおすすめです。通常よりも厚いペットボトルを利用しているので最長12年の保存が可能です。

12年保存 DSWプレミアム保存水 500ml

→アットレスキューが販売している長期保存水

食料

防災リュックの中には非常食用に缶詰や非常食になるお菓子なども入れておきましょう。

カップ麺やレトルト食品を持ち出す方がいますが、避難所でガスが使えないケースもあるため、自宅避難用に備蓄するのがおすすめです。

衛生用品

被災時は衛生状態が悪くなります。病気が蔓延するケースがあるためトイレットペーパーや除菌ジェル、マスクや歯磨きシートなど、最低限の衛生を保てるグッズを用意しておきましょう。

特にトイレットペーパーやおむつ、生理用品などは被災時に不足しやすいため、日頃から備蓄しておくのがおすすめです。

医療品

災害時には適切な医療が受けられないケースもあります。常備薬や消毒薬などは防災リュックに入れておくのがおすすめ。万が一怪我をした際の止血帯やガーゼ、絆創膏などが入った医療キットを購入するのもおすすめです。

照明器具

懐中電灯は防災グッズの中でも必須と言われるアイテムです。停電が起きると街灯もつかないケースもあり、夜の避難の際に危険です。

電池式の懐中電灯を持っておくと、夜中でも安心して避難できます。

モバイルバッテリー

スマホがあればコンパスやラジオがわりになり、また必要な情報収集ができます。防災リュックの中には、モバイルバッテリーは常に入れておきましょう。

モバイルバッテリーの中にも、スマホを3〜4回ほど充電できる大容量かつ小型のものがあります。

電気復旧が遅れる場合に備え、防災リュックの中にはモバイルバッテリーを入れておいてください。

まとめ

防災グッズはついついあれこれ集めがちですが、実際は使用しない、使えないものも多いです。荷物が多く避難が遅れてしまう事態を防ぐためにも、今から防災リュックの中身を見直しましょう。

ポイントは自宅に備蓄する防災グッズと、持ち出す用を分けて考えること。

記事の内容を参考にして、本当に必要な防災グッズを集め、非常時に備えましょう!

参考資料:防災意識と備えに関する調査 | 調査のチカラ